【救命救急講習】小樽店スタッフが受講してきました!人を助けるために私たちができることは?
皆様は【救命救急講習】を受講したことがありますか?
自動車免許を所持している方は救命講習が必須になっておりますので、人形相手に行ったことがあるかもしれません。
ですが、最後に練習をしたのはいつでしょうか?
実際に人相手に実践をしたことはありますでしょうか?
筆者はトレーナー資格を保有する中で、救命救急の講習と資格が必須となっておりましたので、頻繁に講習を受講していますが、実際に人に対して実践した経験はありません。
実際に行う機会がないことが一番理想ですが、その時は「突然」やってきます。
- 目の前で事故が起きてしまったとき
- 目の前で人が急に倒れてしまったとき
- 家の中で家族が倒れていたとき
- 運動施設で何かが発生したとき
その場の判断を適切に、迅速にできるかどうかで人の命に関わります。
今回は小樽店スタッフが実際に【救命救急講習】を受講してきた様子をお届けします。
▼この記事を読んで分かること
- 救命講習を受講可能な場所や内容について
- 応急手当と救命処置の内容について
- 実際の救命講習の内容や様子について
救命講習はどこで受けられるの?
あまり知られていないですが、実は救命救急講習は全国各地で受講することが出来ます。
更に、救命救急の資格というものも存在します。
今回、小樽店スタッフは2か所で受講してきました。
- 小樽市内で受講可能な救命救急講習
- 札幌市内で受講可能な救命救急講習
を受講してきましたので、その時の様子を今回はお届けします。
札幌市の救命救急講習
《種類》
- 普通救命講習Ⅰ
- 普通救命講習Ⅱ
- 普通救命講習Ⅲ
《対象》
札幌市に在住、在勤又は在学されている小学5年生以上
《内容》
- 普通救命講習Ⅰ
講習時間:3時間
内容:主に成人を対象とした心肺蘇生法、AEDの使用方法、異物除去法、止血法等を学ぶ講習
- 普通救命講習Ⅱ
講習時間:4時間
内容:主に成人を対象とした心肺蘇生法、AEDの使用方法、異物除去法、止血法等を学ぶ講習です。実技・筆記の試験があり。
※医療・介護関係者など、一定頻度で心肺停止者に対応する可能性のある方向けの講習
- 普通救命講習Ⅲ
講習時間:3時間
内容:乳幼児に対する心肺蘇生法、AEDの使用方法、異物除去法、止血法等を学ぶ講習
《会場》
- 白石消防署
- 清田消防署
《費用》
すべて無料
小樽市の救命救急講習
《種類》
- 普通救命講習
- 救命入門コース
- 一般救急講習
《内容》
- 普通救命講習
講習時間:4時間
内容:一次救命処置を行う講習。AED(自動体外式除細動器)の使い方、胸骨圧迫(心臓マッサージ)や人工呼吸などの心肺蘇生法や止血法など「救命に必要な応急手当」の基礎知識と実技指導
- 救命入門コース
講習時間:90分以上
内容:講話やビデオ放映等により心肺停止や窒息等に対する応急手当を中心に90分以上の講習。AED(自動体外式除細動器)の使い方、胸骨圧迫(心臓マッサージ)や人工呼吸などの心肺蘇生法の基礎知識と実技指導
- 一般救急講習
講習時間:60分
内容:講話やビデオ放映等により一般的なけがに対する応急手当を中心に60分程度の講習。講習は、ご要望に応じた内容としており簡単な実技指導もあり。
《会場》
- 小樽市消防署
- 小樽市内の消防署、支署、出張所、支所
《費用》
すべて無料
日本赤十字社救命救急講習
基礎講習
《受講資格》
満15歳以上
《内容》
傷病者の観察の仕方及び一次救命処置(心肺蘇生、AEDを用いた除細動、気道異物除去)等
救急法の基礎
《講習時間》
4時間
《費用》
1,500円(教材費、保険料等の実費)
救急員養成講習
《受講資格》
救急法基礎講習修了者
《内容》
急病の手当、けがの手当(止血法、包帯法、固定法)、搬送及び救護
《講習時間》
9時間40分以上
《費用》
2,100円(教材費、保険料等の実費)
応急手当の基礎知識
まずは、応急手当とはどのようなものを指すかご存じですか?
応急手当とは…
いつ、どこで、どのような状況になるかわからない中で、家庭や職場でできる手当のこと
を指します。
病院に行くまでに応急手当を行うことで怪我や病気の悪化を防ぐことができます。
更に、上記にあるような札幌市や小樽市で行っている救急講習で実施する内容の中には、救命処置(一次救命処置)を実施します。
一次救命処置とは…
心肺蘇生とAEDの使用によって止まってしまった心臓と呼吸の動きを助ける方法
のことを指します。
救命講習では、上記のような命を助けるために迅速に実施すべき内容について筆記と実技の講習を受講します。
では、実際の講習の様子と共に内容をお伝えしていきます。
実際の救命救急講習の様子をお届け
今回は
- 小樽市内の救命救急講習2名受講(普通救命講習)
- 札幌市内の救命救急講習2名受講(普通救命講習Ⅱ)
して参りました。
まずは筆記講習を受講しました。
テキストが配布され、動画を見ながら救命処置の重要性や、内容について学びます。
その後、実技講習へと進みます。
実技講習では、実際に人形を使って心肺蘇生やAEDの使用方法の研修を行います。
実技では実際に傷病者を発見してから、救急隊員に傷病者を引き継ぐまでの一連の流れを練習しました。
- 傷病者発見
- 周囲の安全確認
- 反応の確認
- 助けを求める
- 呼吸の確認
- 心肺蘇生
- AED
- 救急隊員へ引き継ぎ
という流れで進めていきます。
実際にAEDを使うことは普段、ない経験で、今回のような講習会でしか実際に使用して練習する機会がないため、実際に使うことで新しい発見もありました。
AEDは以前までボックスを開けた後にスイッチを自分で入れる必要がありましたが、最新のAEDに関してはボックスを開けた時に自動でスイッチが入る仕様になっています。
救命講習を行う中でポイントとなる部分は多くありました。
詳しくは別のコラムでまとめてお伝えしていきます!!
今回の内容を受講して、傷病者に対して適切な内容ができるようになることも大切だと感じましたが、それと同時に、119番通報をしたときの対応もとても重要だと感じました。
現在、通報から救急車が現地に到着するまで6分ほどかかると言われています。
1分経過するたびに、救命率は6パーセント低下します。
ここで重要なのはいかに早く救急車を現地に到着させられるかということです。
今回の講習の中でも119番通報をしたときには
まず最初に「現地の住所」を伝えること
が重要だと何度もおっしゃっておりました。
どのような場面であっても冷静な判断をできるように準備をしておくことが大切です。
この記事を読んだ皆様の頭の中にも通報をしたときにはまず「住所」から伝えるように覚えておいていただけると嬉しいです!!
更に、現在は119番通報をした後に、救急隊員に電話越しでわからないことや流れなどを確認し、教えてもらいながら対応することができるとのことでした。
何よりも不安になった場合には通報をするということが重要だとわかりました!!
更に!!今回の受講後には筆記試験と実技試験もあり、無事に参加スタッフは資格を取ることが出来ました!!
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実際に講師の方のお話を聞く中で、自宅でお父さんが急に倒れてしまったときに息子さんが心肺蘇生を行っていたというお話がありました。
実は、息子さんが救命講習を受講していたというわけではなく、お父さんが救命講習を受講していたとのことです。
救命講習を受講したお父さんが自宅で息子さんに救命講習の内容を伝えていたことで、実際に救命が必要な場面で息子さんが適切な判断と行動ができたということです。
この話を受けて、どのような場面でもすぐに行動できるように全員が準備をしていれば、助かる命も増えると感じました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は小樽店スタッフが実際に小樽市と札幌市で受講した救命救急講習の内容をお伝えしてきました。
実際に行う機会がないことが理想ですが、いつ、どのような場面でその時がやってくるかは誰にもわかりません。
何かが起きた時、すぐに反応して適切な判断・処置ができるかどうかは「準備ができているか」にかかっていると今回の講習会に参加して感じました。
何かあってからでは遅いので、今からできることを対策しておくことが大切です!!
スマートチェーンでは現在、フィットネスからデイサービスまで幅広く多くの皆様とかかわりを持って運営をしております。
- 完全マンツーマン対応の:スマートウェイ
- 手軽にフィットネスが可能な:スマートスタジオ
- 厚生労働大臣認定施設である:メディカルフィットネス
- 脳梗塞などの専門性の高い対応が可能な:ストロークジム
- 通所型リハビリデイサービスの:スマートライフリハ
様々な年代の皆様と運動を通じて関わらせていただいております。その中で、より皆様に安心と安全を提供できるフィットネスチェーンになるべく、各店のスタッフが今回ご紹介した「救命救急講習」を受講しております。
安心・安全な運動施設を目指し、今後もスタッフ一同、誠心誠意取り組んでまいります!
今後も、皆様のご来館をお待ちしております!
- スマートウェイ/スタジオ/メディカルフィットネス小樽店
- スマートウェイ平岸店
所属の健康運動指導士トレーナー竹村です。
内科系疾患・整形外科疾患・予備軍の方に向けた健康増進施設、指定運動療法施設にてトレーナー従事中
運動を行う上での効果やポイント、身体についての知識など、運動に関わる様々な情報を発信していきます。