疲労回復効果のある栄養素とは?!
暑い日が続き、みなさんも疲労が抜けない毎日をお過ごしかと思います。気温のアップダウンが続くと、体も気温の変化についていけなくなりますよね。
今回は疲労回復の栄養素、今後も元気に過ごせる秘訣のご紹介です。
体を休めても取れない「疲労感」の原因
身体の疲労感回復のためにスタミナ料理を食べてみたり、エナジードリンクなどに頼ったことがある方も多いのではないでしょうか?
しかし、それらで疲労感がとれた!と効果を感じれた方は少なく、ほとんど気の紛らわせ程度にしかなりません。
日本人の7割が疲れている
2002年に厚生労働省が行った調査では、72%もの人が日常の疲労を訴えるという結果を発表しました。
なぜこんなにも多くの方が疲労感を感じてしまうのでしょうか?
人間は活動を開始すると体内で疲れの原因となる物質が発生します。
それが過剰に発生することで細胞が酸化障害を受け、それにより疲労感が発生することがわかったのです。
その物質は、みなさんもよく耳にする活性酸素です。
これまでの疲労感は栄養不足などが原因と考えられていました。そのためにスタミナ食などの栄養価が高いと言われている食べ物を食べて疲れ対策をしてきましたが、現代社会において根本的な疲労感対策ができないことがメカニズムの解明で証明されたのです。
そのためには、体内に発生した酸化ストレスを効果的に取り除くことが必要なのです。
ある成分が疲労回復効果に…
2003年には疲労感に対して効果的な食品成分を解明する研究が指導し、そこで着目されたものが"渡り鳥"です。
渡り鳥は不眠不休で10日間飛び続けることができるため、その理由を研究チームは調査を開始したとされています。
調査したところ、鳥の羽の付け根の筋肉(胸肉)に『イミダペプチド(※正式名称…イミダゾールペプチド)』 という成分が豊富に含まれていることがわかりました。
このイミダペプチドは渡り鳥だけではなく、ほかの動物にも酷使する部分に存在し、いわしやサンマ、マグロやカツオなどの魚には尾の部分の筋肉に、人間には脳に多く存在しているのです。
そしてこのイミダペプチドは他にも抗酸化作用があることがわかると同じく、年齢と共に減少してしまうこともわかりました。
だからこそ食事などから意識して摂取することで、疲労感が軽減されると科学的な臨床試験により確認されたのです。
「休んでも疲労感が取れない…」と悩んでいる方は、このイミダペプチドの成分がある肉や魚を積極的に摂ってみるのはいかがでしょうか。
疲労回復に効果がある食べ合わせ。
栄養素の吸収率がアップする食べ合わせを管理栄養士目線からご紹介します。
豚肉と玉ねぎ
生姜焼きに豚汁、カレーライスと一緒に入りやすい豚肉と玉ねぎ。
豚肉にはビタミンB1と疲労回復に役立つ栄養素が豊富ですし、玉ねぎには硫化アリルという成分が含まれています。この組み合わせ摂ることで、体内でビタミンB1の吸収を助けてくれます。
硫化アリルが含まれる食材
ニンニク/長ネギ/ニラ/ラッキョウ
卵ともやし
体内でエネルギー効率を高めるためにはアミノ酸が重要です。もやしにはアミノ酸の一種であるペプチドが豊富に含まれ、卵にもアミノ酸やビタミンB1も含まれています。
そして卵に含まれるコリンという栄養素は記憶力を高めてくれます。
レモンティー
紅茶にレモンをプラスしたレモンティーもおすすめです。
レモンにはビタミンCや疲労を分解するクエン酸が豊富に含まれ、紅茶のカフェインの働きと一緒に脳を活性化させてストレス緩和にも効果的です。
また紅茶には殺菌作用、体を温める効果もあります。
※紅茶は体を温め、緑茶は体を冷やす効果があるため夏に緑茶、冬は紅茶と季節ごとに分けて飲むのもおすすめです。
納豆と梅干し
納豆にはたんぱく質やタンパク質の代謝に必要なビタミンB群などが豊富に含まれており、疲労回復以外にも効果的です。納豆菌で発酵させているので消化吸収も早く、腸内で善玉菌も増えるため腸活にもなります。
梅干しにはレモンと同じく疲労物質を分解するクエン酸が含まれています。
それぞれの組み合わせをぜひお試ししてみてくださいね。
まとめ
食事でも疲労回復効果は期待できますが、年齢を重ねると「ひざや腰が痛い…」などの身体的な悩みも発生しやすくなります。
フィットネスジムに通い始めたことでしっかり歩けて筋力もつき病気になりにくい体となり、病院に行かなくて済むようになったとの声を聞きました。
今現在はフィットネスジムに10年通う90代の方もいます。1日30分程度の週3日間運動することで驚くほど健康効果がでたそうです。
また、フィットネスジムでは1人で運動ではなく話す相手もいます。話すことでストレス解消にもなりますね。そして、専門家からのアドバイスも得られます。
運動が終わっているころには元気になり、笑顔になっていることでしょう!
食事とフィットネスジムで楽しく運動して健康的に年を重ねませんか。
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