あなたの姿勢は大丈夫?良い姿勢とは?
メディカルフィットネス パーソナルトレーナー・理学療法士のタケダです。
身体にコリや痛みを感じた時「姿勢が悪いからかな?」なんて相談をよく受けます。
まさにその通りで、日々の生活の中で"姿勢"を意識することはとっても大切です。
そこで今回は姿勢について、良い姿勢とはどんな姿勢なのか?リハビリ現場やトレーナーが姿勢を評価する際に何を見ているのか、どのように観察しているのか、についてをまとめていきたいと思います。
姿勢
まず、基本の姿勢がどうあるものなのかを知っている必要があります。
基本的立位肢位(fundamental standing position)
立位姿勢で顔は正面を向き、両腕は体側に添って下垂、手のひらを体側に向けた姿勢で、足は平行、足の指が前方を向いている姿勢のことを言います。
細かく分けて説明すると難しく聞こえますが、簡単に言うと自然に立った状態の姿勢を言います。
解剖学的立位肢位(anatomical standing position)
解剖学的立位肢位とは正面を見て直立している状態、顔は正面、足は平行、腕を自然におろし、手のひらは前に向けた状態の姿勢を言います。
基本的立位姿勢との違いは、手のひらの向きです。
姿勢の評価方法
基本的な姿勢を理解したうえで、前から見た姿勢(前額面)横から見た姿勢(矢状面)後ろから見た姿勢(背面)から観察を行ってみましょう。
それぞれを観察することで、姿勢の特徴を捉えることが出来ます。
それぞれの面(前額面・矢状面・背面)から姿勢を見る時には、目印となる(ランドマーク)関節等の位置があっているのか、ランドマークが崩れているのか、崩れているとしたらどのように崩れているのかをチェックします。
横から見た姿勢(矢状面)
耳垂→肩峰→大転子→膝蓋骨後面→外果前方
前から見た姿勢(前額面)
眉間→唇→胸骨柄切痕→剣状突起→恥骨結合→両膝関節の中間→両足関節の中間
後ろから見た姿勢(背面)
後頭隆起→椎骨棘突起→殿裂→両膝関節内側の中心→両内果の中心
このランドマークとなる関節等の位置が直線上にあるのが理想です。
また左右の肩の高さ・骨盤高さ・股関節の位置・膝関節の位置・膝のお皿の位置・くるぶしの高さ等、左右差がないかも観察できると良いです。
まとめ
メディカルフィットネスで関わらさせていただいている会員様は、ほとんど全ての方に、姿勢の評価を行っています。
本日まとめた内容は静止立位姿勢についてを書いていますが、実際のトレーニングシーンでは動作を伴います。そういった中でも良い姿勢をキープしながら行うことが大切です。
逆に言うと、動作の中で良い姿勢をキープすることができなければ、故障につながる可能性があるので気をつけましょう。
よく患者様や会員様から言われるのは「まっすぐな姿勢のつもりです」といったことを言われます。
ですが写真や動画に残して確かめていただくと、動作や姿勢が曲がっていることに気が付くのがほとんどです。これはそもそもその人の中にある"ボディイメージ"が歪んでいるということになります。
ボディイメージの歪みは、私たちトレーナーからの口頭指示による修正・ご自分の目で確かめて修正する方法(鏡などを用いると行いやすい)反復練習をするなどしてボディイメージを修正していく必要があります。
ボディイメージが歪んでおり、悪い姿勢での動作を反復することで筋のアンバランス等も生じている可能性が高いです。そういったところのトレーニングやストレッチをしていくことも大切となります。
姿勢やコリ・痛みが気になるという方は是非お気軽にご相談ください。
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メディカルフィットネス北12条店所属 理学療法士のタケダです。
整形外科疾患、内科疾患の方、予備軍の方に向けた指定運動療法施設 メディカルフィットネスにいます。
多くの方にとって役立つ情報を配信していきます。
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