【基礎編】ストレッチポールってどうやって使うのが効果的?オブジェになりがちなストレッチポールで今すぐ実践活用法5選
ストレッチポールというワードを聞いたことがある方も多いと思います。
- 実際に使ったことがある方
- 家にある方
- 愛用している方
など、様々かと思います。
そんな中で
- 持っているけれど今は使っていない方
- 押入れの中にしまってしまっている方
- テレビの隣にオブジェになっている方
といった方も多いのではないでしょうか?
実はストレッチポールは身体の調子を整えてくれる最適なツールなのです。
家にあるのに使わないなんてもったいない!特に家にストレッチポールがある方は今回の内容を読んで、是非ご自宅で実践してみてください。
今すぐ活用してみましょう!!
ストレッチポールとは
そもそも、ストレッチポールとは何か?
見たことがある方も実際に使ったことがある方も、なんとなく聞いたことはあるという方も、どのようなものか?と聞かれたときに回答することは難しいかもしれません。
まずは、ストレッチポールとはどのような道具なのか?をお伝えしていきます。
ストレッチポールとは、アメリカ留学した一人のトレーナーがアメリカで使われていた「円柱形」のツールを使っていたことを見たことが始まりとされています。
アスリートたちが試合の後などにトレーナーのケアを受けるとなった場合、主力選手から順番にケアを行うと時間がかかってしまうという問題が発生していました。
そこで、アメリカですでに使用されていた、円柱形の道具を使用すること思いついたのです。
ケアの時間を短縮できるというメリットのあるストレッチポールを活用することで、アスリートたちの不調を改善することに繋がったという経歴があります。
「プロの手を再現できるツール」として幅広く使用されているストレッチポールですが、アスリートにもフィットネスの現場でも、医療現場でも一般のニーズに対しても活用されています。
現在、各地で活用されている現場例としては
- ヨガ
- ピラティス
- 部活動
- 医療現場
- スポーツ現場
- プロアスリート
などが挙げられます。
「誰でもできるセルフコンディショニング」の文化を広めるために、現在も様々な場所で研究なども行われています。
では、次にストレッチポールを使うメリットをお伝えしていきます。
ストレッチポールを使うメリット
ストレッチポールを使うメリットは
- 短時間で効果を発揮できる
- 誰でも簡単に使うことができる
大きく分類すると2つがメインのメリットです。
2つのメリットを細かくみていきましょう。
短時間で効果を発揮できる
たった10分という短い時間で効果を発揮するという面がストレッチポールの最大のメリットです。
自分でケアをしようと思った時でも整骨院などにいき、誰かに身体のケアをしてもらうとした場合にも、十分な効果を感じるためにはある程度の時間が必要です。
ですが、ストレッチポールは「短時間」で身体への変化を感じることができるのです。
ストレッチポールに仰向けに寝ることで余分な力が入ることを防ぎ、重力の力によって自然と体をリセットすることができるのです。
日々忙しい業務をこなしている方、家事や子育てで忙しい方など、ゆっくりと自分の時間を確保することが難しい方ほど、ストレッチポールを活用してご自身で身体をリセットする時間を作ってほしいです。
誰でも簡単に使うことができる
ストレッチポールは円柱形の道具となりますが、老若男女問わず誰でも簡単に使うことができます。
乗り降りの際には多少の配慮が必要な場面がありますが、ストレッチポールの基本的な使用方法に関してはストレッチポールの上に寝ているだけでOK!!
子供が部活動などで使い方を覚えた内容を、家に帰ってからお母さんやお父さん、おばあちゃんやおじいちゃんに伝えて3世代で実践するなんてこともできるのです。
使い勝手のいいストレッチポールを是非、活用して家族全員で実践してみましょう。
ストレッチポールの効果は?
ストレッチポールを使うと起こる効果は大きく分けて4つあります。
- 筋肉が緩む
- 背骨が整う
- 呼吸が深くなる
- 副交感神経が優位になる
上記の4つが大きな効果となります。
では、ここからは4つの効果を少し細かくみていきましょう。
筋肉が緩む
日本人はデスクワークをしている方が多いですが、パソコン作業に集中するあまり自然と頭が前に出て、前かがみで背中が丸まってしまうような不良姿勢が発生します。
そうなると、背骨の位置が正しいポジションから逸脱し全身の不調に繋がってしまうのです。
特に、写真のように猫背になり頭が前に出ているような姿勢になると、首回りや胸周り背骨の周りの筋肉がガチガチに固まってしまい、身体の不調に繋がってしまいます。
ストレッチポールを活用することで姿勢不良により固まってしまった筋肉を緩め、身体の不調を改善することができます。
背骨が整う
ヒトの背骨は本来、S字カーブを描いています。
- 頚椎:前弯
- 胸椎:後弯
- 腰椎:前弯
を描き、S字カーブになっていることが理想とされていますが仕事中の姿勢や、日々のストレス、日常の癖などが重なり身体に負担がかかると本来保つべき背骨のS字カーブを保つことが困難となり、背骨の状態が悪くなってしまうのです。
本来保ってほしい背骨のS字カーブが崩れてしまい、上記の写真のような猫背の姿勢になったときには仰向けに寝た姿勢でも姿勢不良が発生します。
本来、ヒトは仰向けに寝た時に
- 後頭部
- 胸椎
- 仙骨
の3か所が床に設置し、肩も床に付いている状態が理想の形となります。
ですが、猫背の姿勢となった場合に
- 腰の隙間が増えてしまったり
- 肩が床に付かなかったり
といった不具合が生じてしまいます。
日々の姿勢からくる、背骨の不具合をストレッチポールに寝てエクササイズを行うことで解消することもできるのです。
実際にストレッチポールの上に乗り、エクササイズを行ったことで丸まってしまった胸椎が適切な弯曲となり、骨盤帯なども適切な角度、反り腰なども解消され背骨の位置が整うといった研究結果も報告されています。
呼吸が深くなる
日々の生活の中で「前かがみ」になるという場面は多く発生します。
ヒトは基本的に身体の前で作業を行うことが多く
- パソコン作業をするとき
- 本を読むとき
- 携帯を操作するとき
- 掃除をするとき
- 料理をつくるとき
どの作業をするときにも身体の前側で手を動かし、作業を行う形となります。
更に、作業に集中するとなった場合に、どのような姿勢となるかを想像してみましょう。
特に細かい文字を読んだりする作業が必要な場面になると、集中するあまり自然と目を文字に近づけ、前かがみとなり頭が前に出てしまうような姿勢となります。
前かがみになると、背中が丸まり様々な影響が身体には出てきてしましますが、その中でも「呼吸」に大きな影響が出てきてしまう可能性があります。
姿勢に影響を与える原因として
- 自律神経への影響
- 肋骨への影響
の2つが挙げられます。
ここからは上記の2つの影響を少し細かく見てみましょう。
自律神経への影響
まずは簡単に自律神経とは何か?を解説していきます。
自律神経とは、血圧や呼吸など、体内の特定のプロセスを調節している神経系です。
意識的な努力を必要とせず、自動的に機能するのが特徴です。
- 血圧
- 心拍数
- 脈拍
- 体温
- 消化
- 水分のバランス
- 体液の分泌
- 排尿
- 排便
- 性的反応
などの体内のあらゆる部位の調整を行う役割を担っています。
この自律神経は「背骨」に沿って神経回路があります。
では、「背骨」の形が崩れてしまうとどうなるでしょうか?
上記でお伝えした背骨のS字カーブが崩れてしまうと、背骨に沿って通っている「自律神経」の乱れに繋がり、身体に不具合が生じてしますのです。
更に自律神経の乱れが生じると、呼吸が浅くなり、十分な酸素を体内に取り込むことができません。
身体の内面的な不調を改善するためにも、背骨の状態を整えるようにしましょう。
肋骨への影響
上記のように「背骨」の状態が悪くなり、背中が丸まるような姿勢になると背骨以外にどのような影響が出てしまうのでしょうか?
ここで特に着目したい部分は「肋骨」です。
肋骨には呼吸に関わる筋肉が多く付着しています。
- 斜角筋
- 前鋸筋
- 小胸筋
- 横隔膜
- 腹筋群
- 脊柱起立筋
- 腰方形筋
などが挙げられます。
呼吸に直接関わる「横隔膜」や「腹筋群」の他、肋骨には肩こりや腰痛に大きく関わる筋肉が多く付着しています。
では、背中が丸くなっている姿勢の時に肋骨はどのような状態になるかを考えてみましょう。
極端に表現すると、上記の図のような状態となります。
前かがみの姿勢となり、背中が丸くなっている状態の時には肋骨は縮まった状態となり
- 肋骨の前面に付着している筋肉は縮まり
- 肋骨の後面に付着している筋肉は伸びる
という現象が発生します。
- 肋骨の前面には呼吸に直接関与する「横隔膜」「腹筋群」などが付着しており
- 肋骨の後面には肩凝りや腰痛に影響を与える「斜角筋」「脊柱起立筋」などが付着しています。
ここまでくるともうお分かりかと思いますが姿勢が悪くなると肋骨の状態が悪くなり、呼吸を十分に行うことが出来ず身体に不具合が生じてしまうという現象が発生します。
呼吸を十分に行うためにも姿勢を整えることが重要なのです。
副交感神経が優位になる
現代人は疲れが溜まっているというニュースを最近はよく目にします。
日々の仕事や家事、育児に追われ緊張状態が続いていたり、疲れがなかなか取れないという方も多いのではないでしょうか?
- 寝ているはずなのになぜか疲れが取れない
- 十分な休息が取れていない
という方もいるのではないでしょうか?
なぜ、疲れが溜まってしまうのか?ここでポイントとなるのが「副交感神経」です。
では、副交感神経とは何でしょうか?
副交感神経とはリラックスしている状態を指します。
副交感神経は上記でお伝えした「自律神経」の分岐です。
自律神経は
- 交感神経
- 副交感神経
の2つに分類できます。
- 交感神経:興奮状態
- 副交感神経:リラックス状態
の状態を示しており、今回の内容で重要なポイントは「副交感神経」となります。
なぜ、休んでいるはずなのに疲れが取れないのか?
それは「交感神経優位」になっている可能性があるということです。
常に仕事のことを考えていたり、子供のことを考えていたりと気を張って「交感神経」を働かせ、興奮状態を保っていることで休んでいる「つもり」になってしまうのです。
ここで、活用したいのが「ストレッチポール」です。
ストレッチポールに仰向けに寝るだけで「副交感神経」を働かせることができ、身体をリラックス状態にすることができます。
上記でお伝えした背骨のカーブを整えることで自立神経を整えることが副交感神経優位になるポイントです。
また、ストレッチポールは床面から少し高さがありますので、力を抜き、脱力をすることで、肩周りや首周りの筋肉の緊張がほどけて、重力により自然と緊張状態だった筋肉も伸ばすことができます。
日々の疲れを取る目的でストレッチポールを活用することも一つの活用法として良いかもしれませんね。
後半のコラムでは、ストレッチポールを使用した実際のメニューをご紹介していきます。
どなたでも簡単に行うことができる内容をお伝えしていきますので、是非併せてご覧ください。
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所属の健康運動指導士トレーナー竹村です。
内科系疾患・整形外科疾患・予備軍の方に向けた健康増進施設、指定運動療法施設にてトレーナー従事中
運動を行う上での効果やポイント、身体についての知識など、運動に関わる様々な情報を発信していきます。
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