日本人は亜鉛が不足している?!亜鉛が含まれている食材もご紹介
自宅にいても外食のような食事が食べられるようになった現代は、昔と比べると食事の内容には困らなくなりましたよね。ですがそれと同時に栄養不足になってしまっているかもしれません。
近代人に不足している割合の高い、亜鉛についてご紹介します。
亜鉛はどんな栄養素なの?
亜鉛は体内に約2g
主に
- 骨
- 肝臓
- 腎臓
- 筋肉
- 脳
などに存在しています。
亜鉛はなければ働かないタンパク質(酵素や遺伝子発現調整因子、免疫機能に関する因子など)の構成成分として不可欠な栄養素です。その数なんと300種類以上!
味覚や創傷治癒、血清ビタミンA濃度の調整、インスリンの合成や分泌、糖代謝、アルコール代謝…と必要な栄養素であり、特に成長期には必要な栄養素になります。
亜鉛は体内においていろいろな酵素の組成に欠かせない栄養素で、人体にとってとても重要なのです。
必要な亜鉛の推奨量
日本人に推奨されている亜鉛の量は以下の通りです。
亜鉛の1日の平均摂取推奨量 | |
ライフステージ | 摂取推奨量 |
生後6か月 | 2mg |
幼児7~12か月 | 3mg |
小児1~3歳 | 3mg |
小児4~8歳 | 5mg |
小児9~13歳 | 8mg |
10歳代14~18歳(男子) | 11mg |
10歳代14~18歳(女子) | 9mg |
成人(男子) | 11mg |
成人(女子) | 8mg |
10代の妊婦 | 12mg |
妊婦 | 11mg |
10代の授乳婦 | 13mg |
授乳婦 | 12mg |
亜鉛は多すぎても少なすぎてもダメ
毎日好きなものだけを食べるなど偏った食事や、極端なダイエットで亜鉛の摂取量が不足しています。
他にも亜鉛の摂取量不足の問題だけではなく、亜鉛の吸収を阻害する食品添加物を含む加工食品やレトルト食品、インスタント食品などの利用も亜鉛の吸収を阻害し吸収されず流されるため不足になるのです。
飲酒量が多い方もアルコール代謝にかかわる酵素は亜鉛を材料としているので、飲酒することで体内にあった亜鉛が消費され流されるのです。
亜鉛は肉や魚に多く含まれているので、肉や魚を食べないベジタリアンやビーガンなども不足しやすいとされています。
欠乏することで、
- 顔面などから始まる皮膚炎
- 味覚障害
- 食欲不振
- 脱毛
- 疲労感
- 免疫力の低下
- 成長遅延
- 生殖機能障害
- 褥瘡
- 下痢
などの症状が起こります。
摂りすぎると?
サプリメントから亜鉛を摂っている場合は、摂りすぎている可能性も考えられます。
過剰に摂取した場合は、
- 吐き気
- 嘔吐
- 食欲不振
- 胃痙攣
- 下痢
- 頭痛
- 体内の銅の減少
- 免疫低下
- HDLコレステロール(善玉コレステロールと呼ばれている)の減少
などがあります。
亜鉛についての安全な上限値についてはこちらです。
亜鉛の安全な上限値 | |
ライフステージ | 安全な上限値 |
生後6か月 | 4mg |
幼児7~12か月 | 5mg |
小児1~3歳 | 7mg |
小児4~8歳 | 12mg |
小児9~13歳 | 23mg |
10歳代14~18歳 | 34mg |
成人 | 40mg |
食事からとる分には過剰摂取はあまり考えられませんが、サプリメントを摂られている方は過剰摂取にならないよう注意しましょう。
亜鉛が比較的多く含まれている食品一覧表
食材 | 亜鉛量(mg) |
牡蠣(むき身3粒=50g) | 6.6 |
牛肉(100g) | 3~5 |
豆腐(1丁=300g) | 1.8 |
白米(1膳=150g) | 0.9 |
牛乳(コップ1杯=200mg) | 0.8 |
そば(茹で1玉=200g) | 0.8 |
小魚(佃煮10尾=20g) | 0.7 |
さんま(生1尾=可食量70g) | 0.6 |
食パン(1枚=60g) | 0.5 |
ごま(大さじ1=9g) | 0.5 |
かれい(生1尾=可食量50g) | 0.4 |
あじ(生1尾=可食量44g) | 0.3 |
また亜鉛摂取のために肉だけをたくさん食べることもお勧めはできません。
これを「ばっかり食べ」といいます。
野菜もしっかりとって、栄養バランスが偏らないようにしましょう。
食べ合わせで吸収率がアップ
亜鉛は人体にとって非常に重要な栄養素ですが、吸収されにくい面もあります。
吸収率を上げる栄養素は肉や魚・業界類などの動物性たんぱく質、レモンなどに含まれているビタミンCとクエン酸です。クエン酸は酢や梅にも含まれているため、ぜひ一緒に意識して摂りましょう。
まとめ
亜鉛は私たちの体にとって重要な栄養素ですが、非常に吸収しにくく不足しやすい栄養素であることがわかりました。
普段から加工食品やインスタント食品などに頼る回数を減らし、主食・主菜・副菜のバランスを考えた食事を心がければ亜鉛不足は予防できます。
またお肉ばかりから亜鉛を意識するのではなく、魚介類なども摂り入れましょう。色々な食材を摂ることで栄養の吸収・解毒にもつながります。
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